【18.Sep.2020 (Fri)】

在ミュンヘン日本国総領事館のメールマガジン第621号より
バーデン=ヴュルテンベルク州(BW州)政府は、新型コロナウイルス感染流行第二波に備えるため、新たに導入した感染予防戦略に関するプレスリリースを発表しました。
以下、バーデン=ヴュルテンベルク州の感染防止対策と規制緩和に関する情報です。
1.BW州の新たな感染予防戦略の概要
(1)第一段階(安定した段階)
・感染状況:感染地域の区画が可能で、感染連鎖の追跡が可能な地域的な感染拡大
・数値:州全体での基準値が10未満
・措置:基準値が35を超えた自治体による事前予防措置の実施(2)第二段階(拡大の段階)
・感染状況:都市・郡をまたがる感染拡大で、感染連鎖の様態が不明。クラスターの発生。
・数値:州全体での基準値が10以上であり、かつ「基準値が5以上の都市・郡が過半数」又は「州全体で過去1週間の新規感染者数がその前の1週間と比較して倍増」
・措置:生活圏における制限措置を含む追加的予防措置の実施(3)第三段階(危機的段階)
・感染状況:感染連鎖の追跡が不可である急激な感染拡大
・数値:州全体での基準値が35を超える場合
・措置:一層厳格な追加的予防措置の実施※ 現在、州全体での基準値は10以上(13.2)となっていますが、州政府によれば、重篤な患者は少なく、また病院も逼迫しておらず、感染者数も安定しているか、やや低下している状況であるため、第一段階が適用されています。
※BW州プレスリリース
※ 基準値:人口10万人あたりの新規感染者数。50人を超えると危険地域とみなされ、ロックダウンを含めた特別な措置の検討が求められる。