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【雑誌記事】トラム ~EU先進都市の今~

カールスルーエの中央広場。 トラムと歩行者の空間(トランジットモール)になっている (2003.02. 筆者撮影)
カールスルーエの中央広場。 トラムと歩行者の空間(トランジットモール)になっている (2003.02. 筆者撮影)

◆ 今、なぜトラムなのか

都市交通の新しい主役としてトラム(路面電車)が注目を浴びている。

ドイツのトラムは100年以上の歴史を持ち、その存在意義は時代と共に変化してきた。戦後、モータリゼーションの流れに押されていくつもの街から姿を消すが、そういった街はその後、際限なく増加する車に悩まされることになる。人が主役であるはずの街が車中心になり、排気ガス・渋滞・騒音・歩行者の安全など、さまざまな問題が噴出した。

そうした時代を経て、70~80年代になると都市環境改善に役立つ交通手段としてトラムの価値が再評価される。現在ドイツでは約60の街にトラムが走り、トラム無しの都市生活など想像できない。 トラムの運行はたいてい市街中心地への車乗り入れ規制とセットになるので、それが原因で街から人が離れていくのではないかと心配する声もあるが、結果は全く逆。それどころかトラムが街活性化の原動力となっている。…

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◆ 松田雅央「都市交通の基軸にトラムを置くヨーロッパの先進都市を往く」『ユニバーサルデザイン』、Vol.14, pp14-20, 2004

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