【コラム】持続可能な社会への道しるべ ~スマホと新EUエネルギーラベル~

現行のEUラベル。ディスプレーの例(経済省作成のパンフレットより)、2023.02、©Masahiro Matsuda

2022年12月半ば、ドイツ経済気候保護省(経済省)のロバート・ハーベック大臣が新しいEUエネルギーラベルの導入決定を発表した。彼のコメントは次のように始まっている。「多くの消費者は、もはやスマートフォンやタブレットのない生活を想像することができません」。

特にスマホは、SNS、オンラインバンキングや各種証明にも使われるようになっており、生活と切り離せない存在だ。ただ、近年の製品はバッテリーを交換し修理しながら使えるような、持続可能な仕様になっていない。

経済相のコメントは続く。「重要なのは、消費者が購入を検討する際、将来に配慮した信頼のおけるサポートを得られることです。一方、新しいEUエネルギーラベルによりメーカーは持続可能な方法で生産するインセンティブを得ます。これにより、資源の利用が効率的になります」。 本稿では、消費者とメーカーの行動に変革をもたらすであろう新EUエネルギーラベル(以降、新EUラベル)の話題をお伝えする。併せて、ドイツで圧倒的な支持を得ている消費者情報誌「test」を取り上げ、持続可能な社会と循環経済(CE)へ繋がる取組みをレポートしたい。…

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◆ 松田雅央「ヨーロッパの街角から」『日経研月報』、Vol.536、2023.03.

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