集会の様子、ベルリン ©MATSUDA, Masahiro 昨年11月26日、ドイツ再統一の象徴ブランデンブルク門前の広場で農業関係者の大規模集会が開かれた。ここは、ベルリン随一の観光名所として知られるが、この日は人々が広場を埋め尽くし、農業政策改善を訴える場となった(写真1)。
主催した農業者団体“LSV”によれば、参加者は4万人、ベルリンに集まったトラクターは予定の5,000台を上回る8,600台。読者の皆さんも、トラクターが隊列を組み大都市を走る様子を想像して欲しい。ドイツで集会やデモは珍しくないが、その非日常的な光景は壮観で、インパクトは絶大だった。…
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◆ 松田雅央「ヨーロッパの街角から」『日経研月報』、Vol.505、2020.07.