【コラム】カジノのあるまちづくり、ドイツ バーデン・バーデン

歴史を感じさせる豪華な広間。ロシアの文豪 ドストエフスキーもこのカジノで遊んだという。入場者は年間60万人を越える。バーデン=バーデン © Matsuda Masahiro
歴史を感じさせる豪華な広間。ロシアの文豪 ドストエフスキーもこのカジノで遊んだという。入場者は年間60万人を越える。バーデン=バーデン © Matsuda Masahiro

ヨーロッパ有数の高級保養地として知られるバーデン・バーデン。バーデンはドイツ語で温泉を意味し、同時にフランス国境沿いに広がる地域の名称でもある。その名の通り古代ローマの時代から温泉が利用され、兵士の保養のために作られた浴場の遺跡が市街中心部に残っている。小さな温泉地が高級保養地へと変貌を遂げたのは、庶民に旅行が普及し始めた19世紀初めから中頃にかけてだった。…

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◆ 松田雅央「ヨーロッパの街角から」『日経研月報』、Vol.457、2016.07.、日本経済研究所

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