【19.July.2020 (Sun)】
カールスルーエ在住の芸術家Mai Imotoの個展に行ってきました。
会場は多目的レンタルスペースで、70㎡のメインホールを中心に約200点の小作品が展示されていました。
オープニングの今日は、主催者のスピーチ、音楽の演奏、ケーキや飲物のサービスも。私が行った時には20人ほどが観覧していました。
参加者250名まで可能
コロナ禍が始まっておよそ4か月。今、こういった小規模の催事を行う場合、どのような感染防止対策が必要なのでしょうか。
州の規則によれば「7月1日より,着席型の行事について,参加者が250名までの規模のものが実施可能」です。おそらくこの規則に該当するので、この催事の実施に問題はなさそうです。
また、同規則には「7月1日より,結婚式や誕生日会などの私的行事について,参加者が100名未満の場合は衛生コンセプトの提出が不要」とも書かれています。
<参考記事>
【新型コロナ】規制緩和の最新情報、6月25日改定(バーデン=ヴュルテンベルク州、バイエルン州)
この「衛生コンセプト」とは、施設の管理者や催事の主催者が作成する、感染防止対策計画のことです。提出が不要であれば、詳細な感染防止計画を文書で残す必要はありません。
15人以上はマスク着用
しかしながら、当然、その他にも多数の法律や規則がありますし、道義的に行なうべき対策も少なくありません。
施設管理者が保健所に問い合わせたところ、「このメインホールの大きさであれば、15人以上が利用する場合はマスクを着用する必要がある」と言われたそうです。
少々分かりにくい話ですが、「メインホールにいるのが15人未満ならマスクは必要ないが、それを超える人が滞在するなら全員マスク着用」となります。
といっても、常に閲覧人数を把握しているわけではありません。ここまで話が細かくなると規則は形骸化しますし、実際、ほとんどの観覧者がマスクをしていませんでした。
カギを握るのは個々人の意識
いい意味でも、悪い意味でも、人々はコロナ禍に慣れてきました。今後とも規制は緩和されていきますが、だからこそ、個々人の意識が大切になりそうです。
今回取り上げた施設管理者の本職は看護師だそうです。病院の感染対策専門家の話によると「頻繁に手洗いし、距離を保てば、ほとんどの感染を防止できる」そうです。
以前から言われてきたことですが、新型コロナウイルスの性質が明らかとなり、あらためて基本の大切さが認識されています。
ドイツの感染者数
:感染者 (前日比) / 死亡者 | |
◆ バーデン=ヴュルテンベルク州 | :36,342(+0)/ 1,838 |
◆ バイエルン州 | :49,710(+8)/ 2,616 |
◆ ノルトライン=ヴェストファーレン州 | :46,024(+114)/ 1,712 |
◆ ドイツ全国 | :201,574 (+202)/ 9,084 |
<死亡率> | :4.5% |
<人口100万人に占める死者数> | :109.2人 |
【ロベルト・コッホ研究所発表】の公式データ
(19.July.2020 (Sun), 00:00)
世界の感染者数
:感染者(前日比)/ 死亡者(前日比) | |
◆ ドイツ全国 | :202,599(+173)/ 9,091(+0) |
【Berliner Morgenpost紙の速報値】
(19.July.2020 (Sun), 15:00)
【注意】
- ロベルト・コッホ研究所は公的機関で、発表されるデータが国の公式データとして扱われます。
- Berliner Morgenpost 紙は、世界のデータを集め「コロナウイルスモニター」として独自の速報値を公表しています。
- コロナウイルスモニターのデータ元:Johns Hopkins University CSSE, WHO, CDC (USA), ECDC (Europa), NHC, DXY (China), Robert-Koch-Institut, Kreis- und Landesgesundheitsämter