【18.July.2020 (Sat)】
商業施設のコロナ感染対策はかなり徹底されていますが、それに比べると、公共交通車内の対策は、いかにも不十分です。
車内のマスク着用は義務のため、着けていない人を見かけることはほとんどありません。
しかし、商業施設のような乗客数の制限はされていません。日本ほどではありませんが、ドイツの公共交通もラッシュ時はかなり込み合います。
また、飲食店のように客同士の距離を1.5m以上空けるような対策も行われていません。長距離列車であれば「知らない客が、数時間隣り合って座る」ような状況が、ごく普通に生じます。
現実には困難
列車、路面電車、路線バスなどの公共交通は、不特定多数の乗客が頻繁に乗り降りするもの。もし、乗客数を制限するなら各出入口に係員を置かなければなりませんが、現実的ではありません。
客同士の距離を空けるなら、例えば「隣の席は必ず空ける」のようなことが考えられますが、これも、乗客数を少なくコントロールしない限り無理です。「車内は満員なのに、座席は空いている!?」のような状況となり、とても守られるとは思えません。
マスク着用と並んで、路面電車や路線バスの運転手と客の接触を防ぐことは可能で、実際、いち早く行われるようになりました。また、多くの人がボタンを直接指で押さないなど、注意しているようです。
<参考記事>【新型コロナ】バスもレストランも、あの手この手で工夫
長距離列車は?
長距離列車の場合、全席予約制とすれば上記のような対策はある程度可能かもしれませんが、今のところ国や州レベルで議題には上がっていません。唯一できるとすれば飛行機でしょうが、実施すれば航空会社の収益を圧迫することになります。
多くの特急に食堂車が設置されていますが、食堂車には「客が席に座っていられる時間は45分まで」との特別ルールがあります。
席に着きメニューを見て注文するまでに5分、注文が届くまでに5分かかるとすれば、食事を30分余りで済ませなければなりません。時間になると、食堂車の係員から、出ていくように告げられるそうです。
中には45分経つと支払いを済ませて一旦トイレに行き、また戻ってきて45分、という賢い(?)客もいるそうです。
国際列車は面倒
ヨーロッパを走る長距離列車は、ごく普通に国境を越えます。現在、EU域内の列車移動にはほとんど制限がないので、国境を超すことは簡単ですが、感染対策は国によって異なりますので混乱することもあります。
例えば「A国では列車内でのマスク着用は義務だが、B国では着用義務なし」など。その場合、国境を越えたら、規則上は「マスクをとってもいいですよ!」ということになります。
感染防止対策の規則は頻繁に変わりますから、乗務員も乗客も、なかなか大変です。
ドイツの感染者数
:感染者 (前日比) / 死亡者 | |
◆ バーデン=ヴュルテンベルク州 | :36,342(+78)/ 1,838 |
◆ バイエルン州 | :49,702(+71)/ 2,616 |
◆ ノルトライン=ヴェストファーレン州 | :45,910(+200)/ 1,712 |
◆ ドイツ全国 | :201,372 (+529)/ 9,083 |
<死亡率> | :4.5% |
<人口100万人に占める死者数> | :109.2人 |
【ロベルト・コッホ研究所発表】の公式データ
(18.July.2020 (Sat), 00:00)
世界の感染者数
:感染者 / 回復者 / 死亡者 | |
◆ ドイツ全国 | :202,355 / 187,200 / 9,090 |
【Berliner Morgenpost紙の速報値】
(18.July.2020 (Sat), 10:00)
【注意】
- ロベルト・コッホ研究所は公的機関で、発表されるデータが国の公式データとして扱われます。
- Berliner Morgenpost 紙は、世界のデータを集め「コロナウイルスモニター」として独自の速報値を公表しています。
- コロナウイルスモニターのデータ元:Johns Hopkins University CSSE, WHO, CDC (USA), ECDC (Europa), NHC, DXY (China), Robert-Koch-Institut, Kreis- und Landesgesundheitsämter