久しぶりの美術鑑賞、シュトゥットガルト国立美術館

7月4日(土)】

シュトゥットガルト国立美術館、新館正面入り口、2020.07.04 ©Stuttgart Staatsgalerie
シュトゥットガルト国立美術館、新館正面入り口、2020.07.04. ©Stuttgart Staatsgalerie

久しぶりに美術館へ行ってきました。コロナ禍が始まって以来ですから、美術館や博物館へ行くのは、少なくとも4か月ぶりになります。

シュトゥットガルト中央駅にほど近いシュトゥットガルト国立美術館(Stuttgart Staatsgalerie)は、主に1900年代以前のヨーロッパ絵画を展示する旧ギャラリーと、ピカソ やミロに代表される20世紀のモダンアートを展示する新館からなります。

40万点もの作品を収蔵する南ドイツ屈指の美術館で、新館はイギリスの著名な建築家ジェームズ・スターリング(Sir James Frazer Stirling)の設計によります。

バウハウス特別展

シュトゥットガルト国立美術館、パンフレット ©Stuttgart Staatsgalerie
シュトゥットガルト国立美術館、パンフレット ©Stuttgart Staatsgalerie

特別展の一つが「バウハウスの版画(Drucksache Bauhaus)」

バウハウス(Bauhaus: Bau=建築、Haus=家)とは、1919年、ヴァイマール共和時代のドイツ・ヴァイマールに設立された、建築・工芸・芸術の総合教育を行った学校です。また、その流れをくむ建築、芸術運動を示します。

バウハウスは合理主義と機能主義を追求し、無駄な装飾を排したモダニズムの源流となりました。現代に生きる我々が、ごく普通に使っている家具や工業製品、鉄筋コンクリートのマンションなど、実はバウハウスから生まれたものが数多くあります。

バウハウスのスタイルに囲まれているのに、私たちはそれを意識することがほとんどありません。それほど、バウハウスは現代の社会様式と融合しているわけです。

シュトゥットガルト国立美術館、特別展示スペース、2020.07.04. © Matsuda Masahiro
シュトゥットガルト国立美術館、特別展示スペース、2020.07.04. © Matsuda Masahiro

もう一つの特別展は、ウヴェ・ラウゼン(Uwe Lausen)とハイデ・シュトルツ(Heide Stolz)のドイツ人画家夫婦が1960年代に作成した、絵画や写真コラージュ。

東西ドイツの分断、東西冷戦という重苦しい世相を背景に、タブー、暴力、挑発などをテーマとした、1960年代の作品が展示されていました。

ここにもコロナの影

これもコロナの影響でしょう。土曜の午後にしては来館者が少なく、そのおかげで落ち着いて作品鑑賞できました。

入館すると、入り口に立つ係員がコロナ感染防止対策について、一通り説明。マスクを着けて入館し、備え付けの消毒液で手を消毒してから、チケット売り場へ。

A4サイズ1枚の簡単な館内地図の裏面には、コロナ感染防止対策の注意が書かれています。手の消毒、1.5m以上の間隔、マスクの着用など、今ではごく当たり前になった注意が書かれています。

シュトゥットガルト国立美術館、感染防止対策のため特別に張られた見学順路の矢印、2020.07.04. © Matsuda Masahiro
シュトゥットガルト国立美術館、感染防止対策のため特別に張られた見学順路の矢印、2020.07.04. © Matsuda Masahiro

時々この美術館に来ますが、今回は順路がかなり厳格に決められていました。

普段から「大まかな見学順路」はあります。ただし、それはあくまで「お勧めの順路」であって、義務ではありません。

コロナ禍の今も自由に歩いていいのですが、なるべく来館者がすれ違わないようう「ぜひ、この順路で歩いてください!」ということのようです。


 

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