ゴッホもモンマルトルの丘から夕日に浮かぶパリの街を眺めたに違いない ©MATSUDA, Masahiro 俗に“炎の画家”“悲劇の天才”と呼ばれる画家フィンセント・ファン・ゴッホ。
燃え上がるような筆致もそうだが、炎の由来は彼の激しい生き様と、絵から放たれる強烈なエネルギーにある。27歳にして画家を決意したゴッホは、本を読み、美術館に通い、知己を得た画家から助言を受け、絵をほとんど独学で習得していった。創作意欲に駆られ、わずか10年間に油彩800点、水彩1,000点を描きあげている。…
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◆ 松田雅央「ヨーロッパの街角から」『日経研月報』、Vol.364、2008.10.