
快晴に恵まれた9月下旬の休日、北海に面するドイツの観光地ビューズム(Büsum)を訪れた。夏のメインシーズンはそろそろ終わりとのことで、海岸を歩く人の姿はまばらだが、店舗や飲食店の集まる港周辺はかなりの賑わいだった。また、公園や観光施設など活発なインフラ整備も目についた。
コロナ禍が過ぎたかと思えば、次は物価高騰と、観光業を取り巻く状況は厳しい。そんななかにあって、ビューズムには特別な活力を感じるが、その背景にはいったい何があるのだろう。今回はビューズム観光社へのインタビューから、彼らの生き残り戦略と持続可能な観光の在り方を探りたい。…
◆ 松田雅央「ヨーロッパの街角から」『日経研月報』、Vol.541、2023.12.

