【新型コロナ】深まる苦境、航空会社からカーシェアリングまで

【4月9日(木)の出来事】

フランクフルト国際空港 © Matsuda Masahiro
フランクフルト国際空港 © Matsuda Masahiro

旅行業界と航空業界はコロナ禍の直撃を受けました。

ルフトハンザは、すでに3万人の従業員を一時帰休としています。コロナ問題が小康状態になったとしても、旅客数が以前の水準に戻るまで1年以上かかる見通しで、政府に救済を求めています。

現在、ルフトハンザでは6機のエアバス380、7機のエアバス340-600、5機のボーイング747-400が余剰とのことです。

7日には、子会社であるジャーマンウィングの清算を発表しました。およそ2000人の従業員には関連会社への再雇用の道があるものの、こういった時期だけに厳しい雇用条件が提示されそうです。

カーシェアリングも利用拡大に躍起

カーシェアリング「Stadtmobil」の車体 © Matsuda Masahiro
カーシェアリング「Stadtmobil」の車体 © Matsuda Masahiro

カーシェアリングも売り上げは激減です。私がいつも利用している「Stadtmobil(シュタットモバイル)」からも、コロナ問題以降、料金割引のメールが届いています。

連続7日以上ご利用の場合、時間料金を50%割り引きます。走行料金は従来通りです。

例えば:オペル・コルサ 1週間、通常122ユーロ ⇒ 割引61ユーロ

この特別割引は4月30日(木)までです。

Stadtmobilのメールより

在ミュンヘン日本国総領事館のメールマガジン第584号より

4月9日,ドイツ連邦内務省は,ドイツへの入国者に対する14日間の隔離措置の実施に向けたモデル規程を発表しました。各連邦州による規程整備を経て,概ねイースター休暇の始まる明10日から開始される見込みです。

モデル規程においては,「職業上の理由から,道路,鉄道,海路及び空路により,人,物及び商品を国境を越えて輸送する者」,「航空,海上,鉄道若しくはバス交通事業者の従業員としてその活動する範囲において,又は航空機,船舶,鉄道又はバスの乗務員としてドイツ国外に滞在していた者」,「通過目的のためにドイツ国内へ入国する者」等については適用除外とされています。

ドイツ連邦内務省が発表したプレスリリースの概要は以下のとおりです。

1 連邦内務省は,連邦政府・連邦各州の内務・保健担当省と「入国・帰国者の隔離措置のためのモデル規程」を起案・調整した。これにより,4月6日(月)の「コロナ閣議」における決定が実行に移され,数日間にわたる外国での滞在の後に,ドイツへ入国・帰国する者に対する,二週間の自宅隔離措置(haeusliche Quarantaene)が実施される見込みである。

3 すでに3月16日以降,ドイツへの入国は非常に限定されており,特定の渡航者についてのみ可能となっている。

4 国境を越える往来におけるこの措置は,連邦政府及び連邦各州が同様に合意している,広範囲にわたる国内の社会生活の制限と同様に,適用される。

ドイツ連邦内務省プレスリリース
https://www.bmi.bund.de/SharedDocs/pressemitteilungen/DE/2020/04/muster-verordnung.html

ドイツの感染者数(前日比)/ 死亡者数(前日比)

◆ バーデン=ヴュルテンベルク州
:21,603 (+923)/ 519(+55)
◆ バイエルン州
:28,827 (+1,263)/ 635(+71)
◆ ノルトライン=ヴェストファーレン州
:21,961 (+1,032)/ 384(+36)
ドイツ全国
:108,202 (+4,974)/ 2,107(+346)

  • 感染者数の増加スピードは依然高いまま。
  • 死亡者数は2000の大台を超えました。増加スピードは依然高止まり。
  • 死亡率(感染者数に占める死亡者数の割合)は1.9%。
  • 人口100万人に占める死者数は 25.0人。

世界の感染者数 / 回復者数 / 死亡者数

◆ ドイツ全国
:114,257 / 50,557 / 2,349

Berliner Morgenpost 紙のコロナウイルスモニター(2020年4月7日)
Berliner Morgenpost 紙のコロナウイルスモニター

【注意】

  • ① ロベルト・コッホ研究所は公的機関で、発表されるデータが国の公式データとして扱われます。
  • ② Berliner Morgenpost 紙は、世界のデータを集め「コロナウイルスモニター」として独自の速報値を公表しています。

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