【新型コロナ】規制緩和、第一弾(4月20日から)の詳細、バーデン=ヴュルテンベルク州

4月21日(火)】

パン屋の入り口の床に張られたステッカー「距離を空けて、ここでお待ちください」、カールスルーエ © Matsuda Masahiro
パン屋の入り口の床に張られたステッカー「距離を空けて、ここでお待ちください」、カールスルーエ © Matsuda Masahiro

今週月曜(4月20日)から始まったコロナ規制緩和措置の規則詳細です。

在ミュンヘン日本国総領事館のメールマガジン第586号(4/16)より

4月15日,メルケル首相は記者会見を行い,現在実施されている制限措置の緩和に関する連邦政府と各州政府の間の合意事項を発表しました。各州政府は,具体的な措置について記者会見等で公表しています。

連邦と州の合意に従い,外出・接触制限措置は,5月3日まで基本的に延長されるとした上で,一部の制限緩和措置を発表しています。また、5月4日以降の措置については,4月30日に連邦首相と州首相が協議を行う予定です。

ドイツの場合、州によって規則が多少異なります。以下は、私が住むバーデン=ヴュルテンベルク州の概要です。

【バーデン=ヴュルテンベルク州】

1.これまで取られてきた接触制限及び間隔制限は継続する。

2.営業再開
(1)感染予防措置(間隔制限及び衛生措置)を遵守する売場面積が800平米以下の中小規模の商店については,20日から営業再開を認める。
(2)自動車ディーラー,自転車店及び書店については,感染予防措置を取ることで,敷地面積にかかわらず営業再開を可能とする。
(3)レストランやホテルについては,引き続き営業を認めない
(4)理髪店については,今後州理髪店組合が作成する特別な感染予防ルールを遵守する場合には5月4日から営業再開が可能。
(5)公共交通機関や買い物の際のマスク(手作りのものを含む)着用を強く推奨する。

3.大規模イベント
大規模なイベントについては,8月31日まで禁止する。

4.学校及び託児所の再開
(1)学校の再開については,健康に重点を置き慎重に段階的に検討する。今年又は来年に卒業試験を控える学年及び職業学校の最終学年のクラスについては,5月4日から再開する。小学4年生は,進路を決める学年であるが,小学生は,間隔制限や衛生措置の遵守が難しいため,他の学年同様,追って再開時期を検討する。
(2)なお,再開にあたっては,間隔制限及び衛生条件に関するコンセプトについては,各州文部大臣会合で4月29日までに検討される。また,通学に際しては衛生面を含め運輸省と協力して検討する。
(3)感染した場合に重篤化が心配される60歳以上,又は持病を持つ,又は妊娠中の教師や重篤化が心配される生徒は,当面は授業に参加できない。
(4)託児所については,間隔制限を遵守することが難しいこともあり,再開を見送る。
(5)大学については,20日からオンラインで再開する。原則として,オンラインとなるが,実験など物理的に通学が必要となる場合は例外となる。
(6)緊急託児所への受け入れ対象を拡大する。
(7)宗教関係行事については,関係者と早急に協議し,衛生対策を含め検討する。

引用元:バーデンヴュルテン=ベルク州プレスリリース

ドイツの感染者数(前日比)/ 死亡者数(前日比)

◆ バーデン=ヴュルテンベルク州
:28,712 (+459)/ 1,031(+49)
◆ バイエルン州
:38,310(+461)/ 1,336(+50)
◆ ノルトライン=ヴェストファーレン州
:29,389 (+418)/ 896(+39)
◆ ドイツ全国
:143,457 (+1,785)/ 4,598(+194)

  • 死亡率:3.2%。
  • 人口100万人に占める死者数:54.7人。

世界の感染者数 / 回復者数 / 死亡者数

◆ ドイツ全国
:148,007 / 95,200 / 4,939

【注意】

  • ① ロベルト・コッホ研究所は公的機関で、発表されるデータが国の公式データとして扱われます。
  • ② Berliner Morgenpost 紙は、世界のデータを集め「コロナウイルスモニター」として独自の速報値を公表しています。

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