【コラム】安全という財産 - モスクワのセキュリティーチェック -

地下鉄入り口に設けられた金属探知機のゲート。内側に制服姿の係員が見える。当然、ゲートはすべての入り口に設置されている、モスクワ、2019.12.18. © Matsuda Masahiro
地下鉄入り口に設けられた金属探知機のゲート。内側に制服姿の係員が見える。当然、ゲートはすべての入り口に設置されている、モスクワ、2019.12.18. © Matsuda Masahiro

この冬、25年ぶりにモスクワを訪れた。

といっても、前回は飛行機移動のトランジットだったため、本当の意味でのロシア入国は今回が初めてとなる。ソ連崩壊から間もなかった当時、空港ターミナルは照明が暗く寒々としていたが、現在は設備・店舗とも、ヨーロッパ各国の主要空港と顕著な違いはない。

ただ、あまりにも頻繁なセキュリティーチェックには閉口した。

空港ターミナルの入り口には金属探知機のゲートとX線装置が設けられ、構内に入る人はすべて検査を受けなければならない。間違って外へ出てしまったら、中に戻るだけで手間と時間がかかる(もちろん搭乗手続きの保安検査は別途行われる)。

こういった措置は空港だけかと思いきや、モスクワ市内の駅、公共施設やデパートまで、とにかく探知機、探知機、探知機…。

銃撃事件から一夜明けたロシア連邦保安局(FSB)正面入り口の現場。大理石の外壁に刻まれた弾痕が生々しい、モスクワ、2019.12.20. © Matsuda Masahiro
銃撃事件から一夜明けたロシア連邦保安局(FSB)正面入り口の現場。大理石の外壁に刻まれた弾痕が生々しい、モスクワ、2019.12.20. © Matsuda Masahiro

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◆ 松田雅央「ヨーロッパの街角から」『日経研月報』、Vol.501、2020.03.

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