【コラム】パリ・テロ事件の波紋 – 欧州とイスラムの融和 –

ストラスブール(仏)のグランデ・モスク。武装した兵士が敷地内を警備している、2015.01.18. © Matsuda Masahiro
ストラスブール(仏)のグランデ・モスク。武装した兵士が敷地内を警備している、2015.01.18. © Matsuda Masahiro

パリの風刺漫画週刊誌「シャルリー・エブド」の本社襲撃など計17人もの死者を出した一連のテロ事件にフランスは震撼した。同国にとっては過去半世紀で最も凄惨なテロであり、その衝撃は国境を越え周辺へと広がっている。

11日には全国で350万人、パリだけでも150万人の市民が集まり、空前の規模で追悼集会が営まれた。事件から2週間経ってもシナゴーグ(ユダヤ教会)やモスク(イスラム礼拝堂、写真)では厳重な警備が敷かれ、武装した警官や兵士が巡回している。

日本に比べ銃器を目にする機会が多い欧州でも、自動小銃で武装した野戦服の兵士を市街地で見かけることは稀だ。…

全文はこちら(PDF)

◆ 松田雅央「ヨーロッパの街角から」『日経研月報』、Vol.440、2015.02.

タイトルとURLをコピーしました