【新型コロナ】加速する規制緩和、音楽学校も再開、ただし手袋で演奏?!

5月7日(木)】

5月に入ってから、規制緩和のスピードが加速しています。「緩和が決まってから、2~3日後に実施」という場合もありますから、政府発表から目を離せません。さらに、州によって内容が異なりますから注意が必要です。

大雑把に書くと、感染者は南部のバイエルン州、バーデン=ヴュルテンベルク州、ノルトライン=ヴェストファーレン州で多く、他の地域で少ない傾向があります。人口に占める感染者の割合も違い、北東部のメクレンブルク=フォアポンメルン州では低く、したがって規制緩和も先行しています。

<人口100万人に占める感染者数(5月8日現在)>

◆ バーデン=ヴュルテンベルク州:297
◆ バイエルン州:336
◆ ノルトライン=ヴェストファーレン州:193
◆ メクレンブルク=フォアポンメルン州:45
◆ ドイツ全国平均201

出所:https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Fallzahlen.html

売り場面積800㎡規制撤廃

今週に入り、全国的に「小売店の売り場面積800㎡以下」の規制が撤廃され、大型店も営業できるようになりました。これでデパートも営業できます。

ただし、マスク着用義務や1.5m以上の距離を取ることなど厳しい感染防止対策が取らなければなりません。また、入店できる人数に制限があります。面倒で気を使うことですが、慣れなければならない「新たな日常」ということでしょう。

レストランなどの飲食店は相変わらず営業できません。しかし、規制緩和は秒読み段階で「『いつ開けるか』ではなく『どう開けるか』が問題(シュパーン保健相)」という段階です。

いざ、規制緩和が加速すると不安を感じる国民も多く、ドイツのテレビ局RTLのアンケート調査によると「41%の人が緩和が速すぎる」と感じています。これまでコロナ感染の危険性を刷り込まれてきましたから、数日で考えを切り替えろと言われても戸惑います。

音楽学校も授業再開

ドイツの音楽学校の教室 © Matsuda Masahiro
ドイツの音楽学校の教室 © Matsuda Masahiro

音楽学校も授業再開できるようになりました。私の住むバーデン=ヴュルテンベルク州でも、6日(水)からOKです。

ちなみに、ここでいう音楽学校とは市町村が子供と一般市民向けに運営している公営の音楽学校のことです。学校や仕事が終わってからなので、授業は夕方から始まります。スポーツと並ぶ最もポピュラーな習い事です。

しかし、州の発表した感染防止規則は煩雑です。手間がかかるのは仕方ありませんが「いかにも、現場の状況が分かっていない役人が作った規則」であると、音楽学校の先生には不評です。

まず、再開できるのは吹奏楽器と歌を除く楽器で、少人数のクラスです。「頻繁な換気」「消毒液の設置」は当然として、「生徒と先生は1.5m以上離れる」になると、楽器によっては難しくなります。

手袋で演奏?!

「生徒と先生は別の楽器を使う」となっていますが、ピアノなど教室に1台しかない場合はどうするのか? 「交代する度、楽器を消毒」ということになっていますが、鍵盤を頻繁に殺菌していたら壊れてしまいそうです。

別の方法として「手袋で演奏する」こともできますが、知り合いのピアノの先生が試しみたところ、とても無理だそうです。

「生徒はドアノブを触らず、先生が開け閉めする」「感染が判明した場合に経路を辿るため、生徒も先生も誰と接触したか記録を付ける」という規則もあります。

どのような対策が正しく適切なのか、誰も答えを持っていませんし、どのような規則にも賛否両論あるのは当然。状況の変化に合わせて規則を変更する柔軟性と迅速性が重要です。すべて手探りですので、新たな日常に慣れるまでは混乱が続きます。

ドイツの感染者数

:感染者 (前日比) / 死亡者 (前日比)
◆ バーデン=ヴュルテンベルク州:32,762(+186)/ 1,497
◆ バイエルン州:43,658(+287)/ 2,050
◆ ノルトライン=ヴェストファーレン州:34,249(+272)/ 1,372
◆ ドイツ全国166,091 (+1,284)/ 7,119
<死亡率> :4.3%
<人口100万人に占める死者数>:84.8人

【ロベルト・コッホ研究所発表】の公式データ
(2020年5月7日()00:00現在)

世界の感染者数

:感染者 / 回復者 / 死亡者
◆ ドイツ全国:169,175 / 140,004 / 7,379
Berliner Morgenpost 紙のコロナウイルスモニター(2020年4月7日)

【Berliner Morgenpost紙の速報値】
(2020年5月7日(木)22:00現在)


【注意】

  • ロベルト・コッホ研究所は公的機関で、発表されるデータが国の公式データとして扱われます。
  • Berliner Morgenpost 紙は、世界のデータを集め「コロナウイルスモニター」として独自の速報値を公表しています。
  • コロナウイルスモニターのデータ元:Johns Hopkins University CSSE,  WHOCDC (USA),  ECDC (Europa),  NHCDXY (China), Robert-Koch-Institut, Kreis- und Landesgesundheitsämter

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