
6月23~25日の3日間、ドイツ・カールスルーエ・メッセ会場で開催されたリハビリと障がい者用器具の見本市『REHAB 2022』を写真とビデオで紹介します。
国内外から出展
第21回目となる今回は、ドイツ内外から350件の事業者・団体が出展し約12,000名が来場しました。1980年以来2年ごとに開催されていますが、今回はコロナ禍のため1年遅れの実施でした。次回開催は、来年2023年6月の予定です。
出展分野は大きく三つに分かれており「モビリティと日常の補助」「子供と若者のリハビリテーション」「車と交通」から構成されていました。リハビリテーション・セラピー・ケア分野のプラットフォームとして機能し、ドイツ国内において最も重要な展示会の一つに数えられます。
子ども用とスポーツ用の器具が充実
特に充実していた展示は、子ども用の補助器具でした。また、スポーツ用の車いすも種類が多く、Rehamedpower社のスポーツ仕様電動車いすの性能の高さは圧巻です(インタビュービデオ)。ホールの一角に開設された広場でスポーツのデモンストレーションが行われるなど、障がい者の活動の幅の広さを垣間見ることができました。
自由をサポート
出展分野の一つ「車と交通」。「自由に行動したい」「自由に旅行がしたい」という想いをサポートするため様々な車輛が出展されていました。例えばHRZ社では「車いす利用者も一人で自由に旅行ができる」をコンセプトとしてキャンピングカーを製造しています(インタビュービデオ)。障がいの状態は様々ですから、個々の要望に合わせたセッティングが重要になるそうです。
写真ギャラリー
ビデオギャラリー
障がい者が一人で使えるキャンピングカー
【インタビュー】障がい者用のキャンピングカーを製造するHRZ社のインタビュー。(04:43)©Masahiro Matsuda
電動車いす
【インタビュー】車いすを製造するRehamedpower社のインタビュー。(02:56)©Masahiro Matsuda